鼻柱下降術とは

後退している鼻柱に軟骨を移植してACR(小鼻と鼻柱の位置関係)を整える施術です。
横から見た時の鼻の形を整えたい方にもおすすめの手術です。

ACR(alar-columellar relationships)は、鼻翼基部と鼻柱基部を結んだ時に下向きの三角形になる形が理想のバランスと言われています。
鼻柱基部が鼻翼基部よりも上に位置している方は、鼻柱下降術でACRのバランス改善が期待できます。

鼻柱を下方向に下げることで、正面から鼻の穴が見えにくくなる効果もあります。

- 鼻柱が鼻翼より上がっている方
- 鼻の穴が正面から見えやすい
- 鼻が短く見える方
- 人中を短く見せたい方
どの軟骨を使う?ラクルの鼻柱下降術

当院の鼻柱下降術は、耳の後ろの「耳甲介」から軟骨を採取します。患者様ご自身の自家組織を使用するため、プロテーゼなどの異物を入れる事やアレルギーが心配な方にもおすすめです。
軟骨は、患者様ごとに鼻の形に綺麗に合うよう、削ったり切るなどして微調整を行います。
耳の根元の軟骨を採取しますので、耳が倒れたりしないかと不安に感じられるかもしれませんが、耳輪脚は残して軟骨採取を行うので、術後に耳が柔らかくなりすぎて倒れることはありません。

施術は鼻の穴の中を切開する『クローズ法』で行います。
傷痕が顔の見えるところにできないため、手術痕が気になる方にも安心してお受けいただけます。
状態やご希望、併用施術によっては、オープン法になることもあります。詳しくはカウンセリングでご相談ください。
ダウンタイムについて
施術後~完成までの生活
腫れ
個人差はありますが、局所麻酔の影響で数日~1週間程度腫れ、7〜10日程で引いていきます。体質により皮下出血が出る方もいらっしゃるため、施術当日はマスクの持参をおすすめしています。
傷
クローズ法で手術を行うため鼻の内側に傷ができます。また、軟骨採取した耳の後ろ側にも傷ができます。術直後は縫合箇所の腫れや血のにじみが出やすくなりますが、時間の経過とともに傷痕はほとんど分からなくなります。縫合箇所に感染が起こると傷の治りが悪くなるので、清潔に保ちましょう。
痛み
施術中は麻酔が効いているため、痛みはありません。術後は、転んで怪我をした時のような痛みがありますので、痛み止めを処方します。
完成までの生活
手術から手術後1ヶ月程度は強い衝撃には注意が必要です。洗顔やシャワー、メイクは当日から可能ですが、腫れが落ちつくまでの間は鼻がかみにくくなるなど違和感があります。それまでの間はできるだけ飲酒や運動、長時間の入浴は控えましょう。また、人の創傷治癒(傷が治っていく様子)の期間は通常3~6ヶ月ですので、本当の完成は約半年後ですが、手術から1ヶ月で大まかな完成像が分かります。
鼻柱下降術の施術概要
施術時間 | 約2時間 |
---|---|
麻酔 |
局所麻酔 静脈麻酔セット |
傷痕 | 鼻柱の縫合 |
腫れ | 数日~1週間 |
通院 | 抜糸のため、7日後に1回 |
お薬 | 痛み止め/止血剤/抗生剤 |
メイク | 当日から可能だが、できるだけ手術部位を避けること |
シャワー | 当日から可能 鼻が濡れないよう注意 |
入浴 | 抜糸翌日から可能 ただし、腫れが引くまで入浴は避けること |
鼻柱下降術のよくある質問
- 軟骨挿入後、ずれたりしませんか?
- 移植する軟骨は自家組織なので、組織同士がくっつくため、一度固定されたらずれることはありません。
- 鼻呼吸がしづらくなることはありませんか?
- ダウンタイム中は腫れがあるため鼻づまりが起こりやすくなりますが、1~3ヶ月程で治ります。ダウンタイム後は、基本的にはそのようなことはありません。
- 鼻柱はどのくらい下げられますか?
- 皮膚の厚さや軟骨の状態により異なりますが、3〜5mmが目安になります。
- 採取した軟骨部分への影響はないですか?
- 鼻柱下降術に使用する採取量は少量のため、変形や機能障害などの影響は心配ありません。
お電話でも予約・相談承ります
年中無休 AM11:00~PM8:00
新宿院
03-5332-7773六本木院
03-6441-3355