リフトアップ - お悩み④
肌の弾力・ハリアップ
肌の弾力・ハリアップとは
弾むようなハリ・弾力肌をつくるのは、2つの構造タンパク質「コラーゲン」と「エラスチン」です。
年齢を重ねるにつれて、それらは少しずつ衰え、肌の弾力が弱まっていきます。40代からは、コラーゲンやエラスチンの生成を担う女性ホルモンの一種であるエストロゲンが減少しはじめ、ハリ不足が加速します。その結果、「皮膚が薄くなる」「皮膚がかたくなる」とともに、乾燥によってハリが不足し、シワっぽくなってしまいます。
セルフケアは、気づいてからでは遅い?
弾力のもとであるコラーゲンやエラスチンの量が低下すると、肌の内側のうるおい不足に加えて、肌のハリ不足やたるみを何かと感じやすくなります。日々の対策として行う保湿スキンケアはもちろん大切ですが、肌には異物の侵入を防ぐバリア機能を持った角質層があるため、肌に直接美容液を塗っても、その有効成分の濃度の約0.3%しか浸透しないと言われています。今後の予防としては有効ですが、既に感じているハリ・弾力不足を改善するにはセルフケアは遠い道のりになってしまいます。
例えばショートスレッドによるリフトアップ治療は、顔に短い糸を多数挿入することで、その刺激からコラーゲンやエラスチンの増殖を促す治療です。物理的に刺激し、ハリアップ効果を引き出すため、セルフケアの長い道のりを一気にショートカットしてくれるイメージです。
一度治療でハリ・弾力を改善してから、セルフケアを行うことがおすすめです。
治療後はしっかり紫外線対策を
紫外線には、UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の2種類があります。UVAとUVBで肌に及ぼす影響は異なり、UVAはシワやたるみ、UVBは日焼け、シミそばかすを引き起こします。
シワたるみに影響するUVAは、地球に届く全紫外線のなんと90%以上を占めます。さらに波長が長く、肌の奥の真皮層にまで達するとされ、ハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチンなどを作り出す繊維芽細胞に損傷を与えます。
治療によって手に入れた肌のハリを保つには、紫外線対策がポイントです。
UVAは一年中降り注ぎ、窓やガラスも透過するため、部屋の中にいても車の中にいても油断は禁物。屋外だけでなく、屋内でも日焼け対策を行いましょう。当院でも販売している飲む日焼け止めも効果的です。
- 1 波長が長く真皮層に届く
- 2 シワ・たるみに影響する
- 3 年中降り注ぎ、窓も透過する
UVA(紫外線A波)
- 1 波長が短く表皮に届く
- 2 日焼け・シミに影響する
- 3 春〜夏にかけて増える
UVB(紫外線B波)
肌の弾力・ハリアップのQ&A
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敏感肌でも糸によるリフトアップ治療は受けることができますか?
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敏感肌の方には、潤い力もアップするショートスレッドがおすすめです。
皮膚表面のバリア機能が低く、外部刺激に弱い敏感肌の方でも、糸によるリフトアップ治療をお受けいただけます。
紫外線、花粉、PM2.5、乾燥、寒暖差、ストレスなど、私たちのまわりには、肌に負担をかける原因がたくさんあり、近年では、もともと肌が丈夫だったのに、敏感肌になる人もとても増えてきています。
敏感肌の特徴は、肌内部の保水力が弱く潤いが逃げ出してしまい、外部刺激から肌を守るバリア機能が弱まってしまうため、炎症を引き起こしやすくなります。
短い糸を顔に複数挿入する美容針リフトは、挿入された糸の刺激でコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどの繊維組織生成を促す効果があります。これにより、肌にみずみずしいハリとうるおいが生まれるため、繰り返す敏感肌のトラブルにも好循環が期待できます。
また、糸のリフトアップではない別のアプローチ方法として、LDM水玉リフティングという敏感肌に特化した高密度超音波によるリフティング(引き締め)マシンもあります。こちらは、外部刺激で過剰に増殖される炎症性タンパク質を減少させて、肌のコンディションを改善させる治療です。表皮のタンパク質と水分が強く結合して肌の水分量アップやたるみを引き締める効果をもたらします。 -
44歳女です。肌にハリがなく顔が全体的にシワっぽいので、年齢より老けて見られます。元気なハリツヤのある肌になってシワを改善したいです。
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リフトアップ治療で、シワ・たるみの改善とハリツヤのよみがえりを図ると良いでしょう。
元気なハリツヤのある肌を目指す治療は美容皮膚科治療にも多数ありますが、ご年齢から考えると問題はハリの不足だけでなく、脂肪や筋肉の減少も影響していると思われます。
皮下のボリュームが減少すると、皮膚にゆるみが出てほうれい線やゴルゴラインなどのシワやたるみのお悩みが発生します。この場合はシワに対するアプローチ施術がメインの美容皮膚科治療より、たるみの引き締め+肌のボリュームアップ+うるおいアップが行える糸のリフトアップ治療が効果的な方法です。
糸によるリフトアップの効果は、引き上げや引き締めと思われている方が多いですが、糸挿入による刺激でコラーゲンの産生を促す目的もあります。そうして、シワ・たるみの改善と肌の土台の双方へアプローチし、若々しいハリ肌をめざします。 -
ハリや弾力がアップすると、くすみも改善しますか?
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肌のハリや弾力のアップは肌の透明感がアップするため、同時にくすみも改善されます。
加齢によるくすみは、コラーゲンやエラスチンの減少による肌内部の「乾燥」が起因しています。肌が十分に潤っていないと古い角質が剥がれ落ちずに肌表面に積み重なって、蓄積された角質が人の目に肌の色として見えるため、くすみとなります。
肌の弾力やハリの不足の原因も同じく、コラーゲンやエラスチンの減少です。つまり、ハリ・弾力の衰えと肌のくすみは「老化による肌乾燥」という同じループの中で悪循環を起こしています。
例えば、当院で人気のダーマスプリングリフト、リードファインリフトは、たるみの引き締め(タイトニング)効果と併せてコラーゲンやエラスチンの産生を促す治療です。
糸が体内に吸収された後も効果が1~2年ほど持続するため、その間、肌のうるおいが増し、ハリが出て肌の透明感がアップするという好循環をもたらしてくれます。
治療後は、肌の保水力をキープするためのスキンケア治療として、LDM水玉リフティング、MPガン、ダーマペン4、ジェネシス、エレクトロポレーションなどを定期的にお受けいただくと、さらに美肌効果もご実感いただけると思います。
治療効果と肌状態の比較
肌の弾力や、ハリが不足した肌には、コラーゲン生成を促し、ハリをアップさせる「美容針リフト」とも呼ばれるショートスレッドによるリフトアップ治療が有効です。糸の形状や性質によってご希望の効果に最適なものをお選びいたします。