目頭切開は、目頭に覆いかぶさっている「蒙古襞」を切開して目を大きく見せたり離れ目を解消する手術です。「目が大きくなった」「目と目の間隔が整った」と喜びの声を多く聞く一方、「失敗してしまった」という声もみられます。では、目頭切開における主な失敗例とはどのようなものなのでしょうか?その原因と、事前にできる対策をご紹介します。

考えられる目頭切開の失敗例

変化が見られない

目頭切開したにも関わらず、変化がなかったという声は多いです。以下でその理由と対策について説明していきます。

失敗の原因と対策

目頭切開は、前述の通り「蒙古襞」を切除する手術です。そのため、もともと蒙古襞がない人や少ない人は効果が出にくいと言われています。対策として、目頭切開を受ける前に自分の蒙古襞の程度を確認しておくことをオススメします。自分で判断し難い場合は、信頼できる病院でカウンセリングを受けてみましょう。

また、目頭切開は後戻りする場合もあります。手術直後は変化があったものの、徐々に元の目頭に戻ってしまったという口コミも散見されます。後戻りを事前に防ぐためには、蒙古襞の切除だけでなく「内部処理」まで行っている病院や医師を選ぶのがポイントです。

目が近すぎて不自然

目頭切開をすると、その分目と目の距離が近くなります。適切な距離感であれば問題ないですが、場合によっては目が近すぎてしまうこともあるようです。

失敗の原因と対策

内眼角距離(※目と目の間の距離)が短い人が目頭切開を行うと、目が近づきすぎて不自然な印象になってしまうことがあります。そのような失敗を防ぐための対策としては、事前に自分の内眼角距離を確認しておくことが重要です。一般的に内眼角距離が37mm以上だと離れ目、30mm以下だと寄り目と言われています。ただし顔の縦横比にもよるので、「目の横幅=内眼角距離」がベストバランスだと覚えておきましょう。内眼角距離が30mm以下、もしくは目の横幅より狭い場合は目頭切開は控えておきましょう。

傷跡が目立つ

目頭切開の失敗・トラブルの中で最も多いのがこちらです。目頭は、顔の中でも特に目立つ部分です。その目頭に傷が残ってしまうというのは、深刻な問題です。果たして傷跡を全く残さない方法はあるのでしょうか?

失敗の原因と対策

目頭切開は「どれだけ丁寧に縫合しても、わずかな傷跡は残ってしまう」というのが共通の見解ですが、わずかな傷跡であれば、近くでよく見ないとわからず、コンシーラーで隠すこともできます。

傷跡を化粧で隠せるくらい最小限に留めるためには、病院が行っている切開方法や症例を事前に確認することが大切です。目頭切開の施術方法には「Z形成法」「W形成法」「リドレープ法」「三日月切除」などがあります。その中でも「W形成法」は、傷跡が目立ちやすいと言われています。反対に、最も傷跡が目立ちにくいのが、現在多くの病院で採用されている「Z形成法」です。また、病院が公開している症例や口コミアプリの写真から、傷跡の程度を確認することも失敗対策として重要です。

左右差がある

顔の中でも特に目立つ目が、非左右対称になってしまったら悲しいですよね。そうならないために事前に原因や対策方法を確認しておきましょう。

失敗の原因と対策

目頭切開のリスクとして、軽度の左右差をあげている病院は多く存在します。中でも、元々蒙古襞や目に左右差がある人は目頭の左右差が目立ってしまう場合が多いようです。少しでも左右差のリスクを減らすための対策として、評判のいい病院や症例が綺麗な病院を選ぶことが有効です。整形の口コミアプリや病院の症例写真をよく確認し、納得して施術を受けられる病院を探しましょう。また、事前のカウンセリングで自分の目は左右差が出やすいタイプなのかを確認しておくことも大切です。

目頭切開を検討したら、事前に調査と対策を。

目頭は切開の失敗は、自分が適応者なのか確認し、適切な病院を選ぶことで、ある程度防ぐことができるということがわかりました。顔の中でも特に目立つ部分である目頭。その目頭を失敗して後悔しないために、手術を受ける前によく検討してみることをオススメします。