目の形や鼻の大きさ、眉毛の上がり方など、ほとんどの人は左右の顔が微妙に違います。顔の左右差があると、どこかファニーな印象を与えてしまいます。
逆に、顔が左右対称であることは美人の基本とも言えます。
なぜ、人の顔は綺麗なシンメトリーにならないのでしょうか。
ここでは、顔が非対称な原因や、シンメトリーにする方法について紹介していきます。

無意識の癖は顔の左右非対称の原因に!

元々顔の作りはきれいな左右非対称ではない上に、日常的な癖でさらに左右非対称になってしまうことが多いです。無意識の癖は、顔のむくみやたるみを作り、その顔の変化が非対称な顔を作っています。
ここでは、左右非対称な顔を作る原因となる癖について紹介します。
無意識にやっていないか、ぜひ自分自身を見つめなおしてみてください。

頬杖をつく癖

頬杖をつくと、骨や顔の脂肪・筋肉などが押し上げられます。
顔のパーツの高さが変わってしまうので、歪みにつながります。片側だけ高くなるため、たるみが目立つことも・・・。頬杖はできるだけ避け、顔が歪まないよう注意しましょう。

噛み癖

食べ物を噛むときに、どちらか一方の歯で噛む癖がありませんか?左右どちらかの歯だけを使う人は、左右非対称になりやすいです。
良く噛む方のあごは筋肉が発達し、あまり噛まない方のあごは輪郭がたるんできてしまいます。
噛む癖というのは無意識であることが多いです。そのため日常的に、全体の歯を使って噛むことを意識しましょう。

足を組む、うつぶせで寝るなど姿勢の癖

足を組むと、片側に体の重心が移動し骨格が歪む原因になります。全体のバランスが悪くなり左右非対称となり、顔の歪みの原因になります。
足を組むだけでなく、片足に重心を置きすぎることでも起こる原因です。また、うつ伏せや横向きでよく寝る癖がある人も、骨格が歪みやすいです。そのため同様に顔が左右非対称となります。
姿勢の癖は、意識的な改善が必要です。両足に重心を乗せ、骨格がまっすぐなるよう意識しましょう。また、一度骨格の歪みがないかを病院などで検査することもおすすめです。

口呼吸の癖

口呼吸が癖になっている人も、顔がたるみ左右非対称となります。なぜなら口呼吸は顔の筋肉をほとんど使いません。そのため筋肉が衰えたるみ、非対称となるのです。
口呼吸は万病の元。顔の歪みのためだけでなく、健康面から見ても改善したほうがいい癖です。息苦しく感じるかもしれませんが、意識的に鼻で呼吸をするよう努力してみましょう。夜間は口にテープを貼り、矯正することもおすすめです。

たるみを改善して顔をシンメトリーにする方法

上記では、左右が非対称になる癖をご紹介しました。癖を見直すだけでもかなり改善されますが、顔が左右非対称に見える大きな原因となっているたるみは一度ついたらなかなか改善できません。
顔のたるみは年齢や筋肉の衰えで誰にでも起こってきます。ここでは美容医療を使った改善方法をご紹介します。

フェイスリフト術

顔を左右対称にする一番のおすすめの施術は、フェイスリフト術です。たるんできたフェイスラインを改善する治療法です。

切開リフトでシンメトリーに

いわゆる切るフェイスリフト術です。顔を直接切開するため、とても大きな効果があります。確実にシンメトリーの顔を作りたい方にはおすすめの治療といえます。

〇基本情報
治療:こめかみなどを切開し、顔を引き上げる
ダウンタイム:7日~10日ほど
抜糸:あり(8日目前後)
持続期間:5年~10年

〇メリット
持続期間が長い
より希望に近いフェイスラインになる
大きなたるみにも対応可能

〇デメリット
耳の前などに傷跡が残る
全身麻酔が必要な場合も
手術によるリスクが高い

糸リフトでシンメトリーにする

糸リフトとは、切らずにフェイスラインを整えることができるフェイスリフト術です。皮膚の下に細い糸を挿入し、皮膚や筋肉を引き上げ固定します。使用する糸は手術などでも使用される、人体に吸収される医療用の糸です。リフトアップされたまま吸収され、シンメトリーを維持できます。

〇基本情報
治療:顔に糸を挿入し、引き上げる
ダウンタイム:1週間前後
抜糸:なし
持続期間:半年~1年

〇メリット
切らずにフェイスアップできる
ダウンタイムが短い
通院回数が少ない

〇デメリット
医師の技術に左右される
綺麗なシンメトリーにならない可能性も
効果に個人差が大きい
大きなたるみには効果がないことも

まとめ

左右非対称になりやすい無意識の癖や、シンメトリーにするための治療方法について紹介しました。今回は原因の一つであるたるみに焦点を当てましたが、片方の目を二重にする、鼻の穴を同じ大きさにする、口角を揃えるなど、他にもいろいろな改善方法があります。

左右非対称が気になっている方は、ぜひ美容外科などで医師に相談してみてください。