年齢を重ねていくと、年々フェイスラインが気になってくる人は多いです。顔のたるみや浮腫みを取り除きたい人も多いと思います。

そういった方におすすめの治療方法が、リフトアップ(フェイスリフト)です。リフトアップとは、加齢や光老化で垂れ下がったフェイスラインに対して行われる美容整形方法の一つになります。

リフトアップの治療方法には、いくつかの種類があります。今回はそんなフェイスリフトの種類や特徴について紹介します。

リフトアップの種類と特徴について

リフトアップには複数の種類があります。それぞれに特徴があり、また良い点・悪い点が存在します。

ここではそんなリフトアップの種類と特徴について、良い点・悪い点を中心に紹介します。

超音波のリフトアップ

超音波のリフトアップは、超音波を筋層(筋肉の部位)まで照射してたるみを軽減します。手軽にできることで人気のリフトアップですが、下記のような良い点・悪い点があります。

良い点

・ピンポイントに照射できる
・侵襲が少ない
・重ね打ちで効果がより高まる
・施術時間が短い
・すぐにメイクできる

 

悪い点

・自由診療で高価
・効果は人によって異なる
・効果が半年ほど

 

HIFUのリフトアップ

HIFU(ハイフ)とは、SMAS層(スマス層)といわれる薄い膜をピンポイントで熱してリフトアップする方法です。こちらも手軽にできる方法ですが、また違った良い点・悪い点が存在します。

良い点

・手軽に施術できる
・効果が6ヶ月以上続く
・即効性がある
・しわやたるみの予防になる
・顔に傷がつかない

 

悪い点

・医師免許がなければリスクが高い
・神経損傷している事例がある
・自由診療で高価

糸リフトアップ

糸リフトアップは、人体に吸収される細い糸を皮膚の下に入れてたるみを引き上げます。他にはできない細かい部位にもできると、人気のリフトアップ方法です。糸リフトアップの特徴は下記になります。

良い点

・細かい部位にも対応できる
・すぐに効果を実感できる
・挿入した糸の効果でリフトアップや美肌効果も
・手術時間が短い

 

悪い点

・ダウンタイムが2週間程度
・当日は洗顔やシャワー、メイクはできない
・大きな変化は起こらない
・細かな傷跡が残る
・侵襲(しんしゅう-外傷を伴う手術)があるため、合併症のリスクが少なからずある

切るリフトアップの特徴

切るリフトアップは、いわゆる手術を行い皮膚や脂肪を取り除く方法です。リフトアップの中では一番侵襲が大きく、負担のある方法になります。しかしその分効果も絶大。そんな切るリフトアップの特徴は、以下の通りです。

良い点

・リフトアップの中で最も効果的
・永続的に効果がある
・大きなしわやたるみにも対応できる
・他の方法で効果ない場合でも、効果を実感できる

 

悪い点

・身体への負担が大きい
・合併症のリスクが他より高い
・宿泊が必要
・抜糸で1度通院が必要
・ダウンタイムが長い

ヒアルロン酸を使ったリフトアップ

ヒアルロン酸は前述した通り、皮膚の下に注入して持ち上げることで効果の出るリフトアップ方法です。注射で注入するだけのため、気軽にできるリフトアップになります。しかし良い点だけでなく悪い点もあるため、下記にまとめました。

良い点

・手軽にできる
・すぐに効果を実感できる
・施術は10分ほどで終わる

 

悪い点

・感染など合併症のリスクもある
・持続時間が短い
・継続的に行うため、高い費用が掛かる

 

たるみの具合でリフトアップの使い分けを。

リフトアップは、何を行っても効果があるわけではありません。自分のたるみの具合や状態によって、効果的な治療方法は異なります。

まずは自分にどのようなリフトアップが合うのか、確認していきましょう。

年に1回のメンテナンスにはリフトアップ機器

定期的なメンテナンスとしてリフトアップをしたい方には、リフトアップ機器がおすすめです。皮膚の内側に作用し、肌の中からたるみの軽減を行う効果があります。顔全体に作用するため、全体的なリフトアップを求める人に選ばれている方法です。

引き上げ力と予防を兼ねた糸リフト

目の下や顎・口の周り・首などのたるみが気になる人には、糸リフトがおすすめです。糸リフトは皮膚に吸収される糸を使用し、直接皮膚を持ち上げてリフトアップを行います。部分的に確実な効果を実感できる方法です。

たるみの強い場合は切るリフトアップ

たるみが強いという人は、手術形式でたるみを取り除く切るリフトアップがおすすめです。切るリフトアップは、垂れ下がった脂肪や皮膚を直接取り除きます。そのためたるみ自体がなくなり、大きな効果を実感できる方法です。他のリフトアップは効果に期限があるものの、切るリフトアップは永続的な場合も多いです。

頬やほうれい線などのピンポイントにはヒアルロン酸

ヒアルロン酸注射は、注入することで皮膚を持ち上げる方法です。そのため細かいしわや小さなたるみ、ほうれい線が気になる人に効果があります。また年齢を重ねるごとにこけてくる頬や皮膚に対しても効果を期待でき、ピンポイントのリフトアップに有効です。

たるみが進む前に早めの治療を!

たるみ治療には、色々な方法があることがお分かりいただけたと思います。「全くたるまない」ということはできませんが、たるみを解消したり、たるみの進行を遅くすることは可能です。

自分の今の状態に応じた最適なたるみ治療が必ずありますので、たるみ治療を有効に使って若々しいフェイスラインを維持していきましょう。