小鼻とは、いわゆる鼻の膨らみ部分で、正確には「鼻翼」と呼ばれる小鼻です。
小鼻縮小とは言葉の通り、鼻翼の幅や形を小さくする施術のことを指します。
この部位は美容整形で小さく形作ることができます。小鼻が小さくなると、当然鼻の穴が小さくなります。鼻の穴が小さくなると、見た目は良くなりますが、鼻からの空気の通り方が変わり、息苦しくなるのではと考える方もいるかと思います。

ここでは、小鼻を縮小のメリットデメリット、息苦しさについてとその回避方法についてご紹介します。

小鼻縮小術とは?

鼻縮小術は、メスで小鼻部分を切開して鼻を小さくする治療です。
鼻の穴の大きさを気にしている人や、小鼻を小さくしたいと思っている人に有効な施術です。

施術方法

小鼻縮小術には「外側切除」と「内側切除(内側皮弁法)」の二つの施術方法があります。

・外側切除

「外側切除」とは、小鼻の外側自体にメスを入れて小鼻を小さくする方法です。この方法は確実に小鼻を小さくする反面、傷跡ができてしまいます。

・内側切除(内側皮弁法)

「内側切除(内側皮弁法)」とは、小鼻の中からふちにかけて切除し縫い合わせることで小鼻の横幅を縮める方法です。外側とは異なり鼻の中を切るため、傷跡が目立たないことが特徴です。

メリット・デメリット

小鼻縮小のメリットとデメリットは以下です。

・メリット

・小鼻が小さくなる
・鼻全体のバランスが取れる
・鼻の穴も小さくなりやすい

・デメリット

 

・医師の技術次第で傷跡が残ることも
・合併症(感染や腫れ、化膿)を起こす可能性
・息をするのに弊害が出る可能性

向いているお悩み

小鼻縮小は、このような悩みを持つ人に向いている施術です。

小鼻を小さくしたい人
永続的に小鼻縮小したい人
小鼻縮小の効果を実感したい人
小鼻の幅や鼻の穴を小さくしたい人

施術内容

一般的な施術内容は以下です。

施術時間:30分~1時間程度
シャワー:翌日から
通院:抜糸ありで3回以上
化粧:抜糸をした後
ダウンタイム:1週間前後~3か月
※外側法で行った場合、傷跡が目立たなくなるまで3か月程度かかることがあります。
値段:20万円前後~30万円程度

小鼻縮小すると、息苦しくなる?

以上で説明した通り、小鼻縮小すると、鼻の穴が小さくなります。
そして、施術が原因で息苦しさを感じることもあるようです。ここでは、息苦しくなる原因と回避方法についてご紹介します。

息苦しくなった原因として考えられること

術直後から1週間前後までに感じる息苦しさと、1週間前後経過以降に感じる息苦しさで、原因が異なります。

術後~1週間前後

術後から1週間程度までは、多くの人が息苦しいと感じます。その原因は、術後の腫れがほとんどです。内側・外側共にメスで切開する施術であるため、少なからず鼻の中が腫れてしまいます。特に内側法は内側を切開するため、どうしても息苦しさを強く感じます。
腫れが原因で息苦しさを感じる場合は、1週間程度で改善していくため問題ありません。しかし、あまりにも鼻の閉塞感が強いという場合は、早めに医師に相談しましょう。

1週間以上経過後

1週間以上たっても一向に息苦しさが改善しない場合は要注意です。腫れが原因でない時は、いわゆる施術の「失敗」を指します。鼻の整形時点で形が悪く、呼吸に影響を及ぼしていると考えられるためです。
このような場合は、いち早く医師に相談しましょう。また施術した病院が信用できない場合は、別の美容整形外科に行くことも検討が必要です。場合によっては鼻の穴を広げるような手術が必要になります。

息苦しさを回避するためには?

術後の息苦しさを回避する根本的な対策は、残念ながらありません。

やはり、慎重に医師選びを行い、医師とのコミュニケーションを綿密に取り、万が一術後に何かあったらすぐに対応してもらうというところにつきます。

小鼻縮小術が得意な医師を探す

施術前に気を付けることは、病院の入念な下調べと医師との綿密なカウンセリングです。まずは小鼻縮小術が得意な信頼できる医師を探しましょう。
信頼できる医師が見つかったら、あとは自分の納得いくまでカウンセリングを行いましょう。ここでしっかり相談しておくことで、施術に対しての不安も少なくなります。

施術後に息苦しさを感じたら

施術後の息苦しさは、いち早く医師に相談することがおすすめです。腫れが原因であったとしても、一度確認してもらうことで安心することができます。また、早く原因を知れば対応も早くできるため、悪化を防ぐことができます。
施術した医師では不安な場合は、セカンドオピニオンを受けて他の医師に診てもらうことも必要です。

まずは信用のできるドクターに相談を

小鼻縮小術の方法や内容、息苦しさの原因や回避方法についてご紹介しました。息苦しさの大半は腫れが原因ですが、場合によっては失敗である可能性もあることを知っていただけたと思います。
小鼻縮小術は非常に繊細な施術です。そのため医師の技量により大きく差が生まれます。失敗して息苦しさを感じる結果とならないためにも、信用できる医師を探し施術を行うようにしましょう。