上まぶたの組織断面図と各名称。
眼窩脂肪(がんかしぼう)
眼球が収まっている部位を「眼窩(がんか)」という。
クッションのように眼球を取り巻いている脂肪を眼窩脂肪という。
これが多いと、腫れぼったいまぶたや一重まぶたになりやすい。
隔膜前脂肪(ROOF)
眼窩脂肪を覆うようにまぶたの内側にある脂肪層。
眼窩脂肪と同様に腫れぼったいまぶたや一重まぶたの一因となる。
眼輪筋(がんりんきん)
まぶたの直下にある薄い筋肉で、目を閉じる際に使われる。
まぶたの周りを円く同心円状に囲んでおり、老化などにより眼輪筋の筋力が低下してくると目周りにシワやたるみが生じる。
瞼板(軟骨)
瞼板(けんばん)は、上下のまぶたの内部にある、板状のやや硬い軟骨組織。
挙筋腱膜(きょきんけんまく)
目を開ける筋肉を「挙筋(きょきん)」、挙筋とまぶたをつないでいる部分を「腱膜(けんまく)」という。