眼窩脂肪とは、目の下に存在する脂肪のこと。
眼窩脂肪の役割
眼窩脂肪の「眼窩」は、眼球のあたりの頭蓋骨の穴の箇所を指す。
眼窩には眼球が入っているが、支えられる骨がないため、下から眼窩脂肪が支えている。眼窩脂肪は目のクッションのような役割を持つ。
眼窩脂肪が膨らむ原因
眼球を支えている眼窩脂肪は、目の周りの皮膚の下にある「眼輪筋(がんりんきん)」によって支えられている。
眼輪筋は、目の開閉や涙を調節する働きをしているが、この眼輪筋の筋力が衰えると、内側に入っている眼窩脂肪が外に出っ張ってくる。これが目の下の膨らみになり、膨らむことでシワやたるみの原因となる。
また、年齢に関係なく、生まれつき眼窩脂肪が多い場合もある。
眼窩脂肪の膨らみを防ぐためには
前述のとおり、眼窩脂肪は眼輪筋によって支えられているため、眼輪筋の筋力の衰えを防ぐと眼窩脂肪の膨らみが抑えられる。
眼輪筋は表情筋のひとつなので、表情を変えることが少ない人は衰えやすい。
眼窩脂肪の膨らみの治療方法
たるんだ眼輪筋を切除する方法や、下まぶたの入り口に小さい穴を開け余計な眼窩脂肪を取り除く方法で、眼窩脂肪によるたるみを解消できる。