アポクリン汗腺とは、哺乳類の芳香腺が退化したもので、ワキの下や乳輪、陰部などの特定部位に分布している大汗腺。
エクリン腺からの汗の特徴は、成分の90%以上が水分だが、アポクリン腺からの汗は水分が70%〜80%と少なめで、その他に分泌される物質に脂肪、タンパク質、アンモニアなどが含まれており、この物質が皮膚表面の常在菌によって分解されると、臭いを発生しワキガの原因臭となる。
ワキガや多汗症の治療では、アポクリン腺を切除する。
苦痛などのストレスを受けて出るいわゆる脂汗はこの汗が多く含まれる。