咬筋とは、アゴに存在する筋肉のことで、頬骨と下アゴの骨に付着している。咀嚼筋のひとつ。
下アゴを引き上げて上下の歯をかみ合わせている強力な筋肉である。
咬筋の発達
咬筋は物を食べるときに重要な筋肉だが、食いしばりや歯ぎしり、頬杖をつくなどの行為で硬くなり筋肉が必要以上に発達することがある。
発達すると、エラが大きくなり張った状態になったり、患部にコリを感じる状態になる。
咬筋のコリからくる顔の影響
咬筋が発達しこった状態では、顔の造形にも悪影響を及ぼす。
・アゴ(エラ)が張っている
・首が短くなる
・顔が大きく見える
・頬骨が目立つ
など、以前と比べて顔の形が変わってきたと感じる場合に咬筋の発達が影響していることがある。
咬筋を発達させないためには
咬筋を使わなければ、筋肉が衰えて発達が止まり縮小される。しかし、全く使わないということは無理なので、極力使うことのないように、生活を見直してみる必要がある。
・集中しているときや寝ているときにマウスピースを着用して、歯の食いしばりを防ぐ
・気づいたときに咬筋をマッサージして、コリを解消する
咬筋を縮小させるには
ボトックスをエラに注入することで、咬筋の発達を止めて縮小することができる。
食いしばりがなくなるため、エラのハリを抑えると同時に肩こりが改善される場合もある。