グリチルリチン

ぐりちるりちん

グリチルリチンとは?

グリチルリチン(グリチルリチン酸)は、マメ科の植物の甘草(カンゾウ)という生薬の根から採取できる甘味成分である。

背景

昔から漢方薬としてさまざまな効能で配合されており、喉の痛み、胃の痛み、体全体のずきずきとした痛みを鎮めるためによく使われている。

効果・効能

炎症を抑える作用や免疫細胞の調節作用、肝細胞の障害を抑える作用、ウイルスの増殖を抑える作用があり、肝臓の働きや皮膚炎の改善に効果的である。

美容効果から見たグリチルリチン

美容効果としては、肌荒れの改善に効果があり、肌の炎症を抑える、ニキビの予防・改善、アレルギーの予防などに効果がある。

注意点(副作用など)

グリチルリチンを摂取しすぎると、血圧の上昇や体のむくみ、偽アルドステロン症が生じる可能性があるため、過剰摂取には注意が必要である。

ちなみに・・・

ちなみに、化粧品などの成分でよく見かける「グリチルリチン酸ジカリウム」は、グリチルリチンを水に溶けやすく改良した成分で、化粧水やシャンプーなどに配合されている。