オトガイ

おとがい

オトガイとは?

オトガイとは、医学用語で「アゴ先」のこと。
アゴには下アゴと上アゴがあり、オトガイも一般的な使い方としてアゴ全般を指すことがあるが、正しくは下アゴの下顎骨(かがくこつ)の部分のみである。

オトガイの位置と役割

この下顎骨(かがくこつ)は、右と左の骨からなり中央で結合しているが、この結合している部分を「オトガイ結合」と呼ぶ。
オトガイ結合から少し下の突起した部分を「オトガイ隆起」
オトガイ隆起から外側に数cm離れた部分を「オトガイ結節」と呼ぶ。

オトガイは人間にだけ見られる部位で、機能的には特別な役割を持っていないことが明らかになっている。

審美観点からみたオトガイ

審美の観点では、次のような状態にある場合に悩みとなることが多い。
・オトガイ隆起が顔の真ん中よりズレた位置にある。
・長すぎる、または短すぎる(オトガイ~口までの距離と口~鼻下、鼻下~眉の距離のバランスが悪い)
・出すぎたり引っ込みすぎたりしている(しゃくれたアゴ、受け口、アゴが小さい)
・大きすぎたり尖りすぎたりしている

オトガイの改善方法

オトガイが大きい、長い、出すぎているという場合は骨切り術、オトガイが小さい、短い、引っ込んでいるという場合は、ヒアルロン酸やプロテーゼを挿入することで改善することができる。